珠海通で熱きデュエルを

 

東京のSuica、名古屋の manaca、香港の Octopus、バンコクの Rabbit Card、そしてもちろん広州の羊城通と武漢の武漢通。在中日本人の交通系 IC カードコレクターなら、これくらいは軽くコレクションされていることだろう。しかし、これだけでは画竜点睛を欠くと言うもの。今回は、交通系カード界のブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン (青眼の白龍; 攻: 3000, 守: 2500) 、幻の「珠海通」をご紹介する。

 

珠海通は、公式ホームページによると珠海各所で買えるらしいが、どうも場所によって買えたり買えなかったり。このあたりいかにも南国の珠海らしい。そもそも珠海に到着したらすぐに入手したい代物なので、鉄道で珠海を訪れた方は、珠海駅前のバスターミナル隣にある自動販売機で購入するのが最も簡便だろう。珠海通公交卡自助服務点は、一見、バスの運転手さんの休憩所みたいで、邪魔したら怒られそうな雰囲気だが、勇気を出して入ってみよう。中にはカードの自動販売機が 2 台、寂しく設置してある。あとは「自助购卡」のボタンから、珠海通を購入するだけだ。ただ、この自動販売機、故障中のこともしばしばで、ことさら珠海通の SSR っぷりに拍車をかけている。

 

艱難辛苦の末、美麗なデザインの珠海通を入手できた暁には、あなたも交通系カード界隈の立派なデュエリストだ!滅びのバーストストリームで、Suica や Octopus などの都会系洒落乙カードを一蹴することができる。

 

なお、広州 – 珠海間の移動については、当ウェブサイト内の「珠海から広州へバスで」も参照していただきたい。 https://www.guangzhou.jp/buskwc.html

熊本~香港 11月から復活

キャセイパシフィック航空傘下の香港エクスプレス航空は新型コロナで休止していた熊本~香港線を11月1日から週3便で再開すると発表した。

熊本→香港 UO 617便 熊本20:00発 – 香港22:45着
香港→熊本 UO 616便 香港 15:20発 – 熊本19:15着

運行曜日:水、金、日曜日
使用機材:エアバスA320

香港エクスプレスは2004年にキャセイに並ぶ香港のエアラインを目指して設立。
その後2013年にLCCに業態変更、2019年3月にキャセイパシフィックが完全子会社化した。

新型コロナ前は羽田、成田、関西、名古屋、広島、高松、福岡、長崎、熊本、鹿児島、沖縄、石垣、下地島の13路線を運航していた。
新型コロナ後は徐々に路線を再開し現在は広島、長崎、熊本、石垣、下地島の5路線以外は再開している。

Guangzhou.jpでは日本との航空便時刻表を下記サイトで随時更新している。
http://www.guangzhou.jp/flight.html
9月以降の時刻表(下記)はPDF版(supported by ZHUHAI.jp)で参照可能

マカオ空港のすゝめ

広州の魅力の一つに、アジア有数のハブ空港である香港国際空港に比較的容易にアクセスできる点があげられる。香港珠海マカオ直通バスが、香港空港近くのバスターミナルに発着することから、時間帯や便数の心配をすることなく、香港空港 – 珠海間を往来できるようになったのも大きい。一方、忘れられがちなのが、やや影の薄いマカオ国際空港。現在、日本行きフライトは、マカオ航空による成田行きが週 4 便、関空行きが週 5 便とまだまだ限定されてはいるが、東南アジア方面へのフライトは充実しており、場合によっては広州空港より便利なケースも。

 

広州から珠海経由でのマカオ空港へのアクセスは、至って簡単。おなじみの珠海の拱北口岸からマカオに入境したら、目の前のバスターミナルからマカオ空港行きのバス (AP1, AP1X) に乗るだけで、必要なのは運賃の 6 パタカ (MOP) とパスポートのみだ。6 パタカなんて、暴利を貪りすぎだろ!と言う社会派のあなたには、「国境→カジノホテル行き無料バス→空港行き無料バス」と言う裏技があることもお伝えしておく。屋内に運河が走るメガリゾート、ザ・べネチアン・マカオ (The Venetian Macao) や、あのエッフェル塔を擁するパリジャン・マカオ (The Parisian Macao) などでの、無料送迎バス乗り継ぎがオススメだ。

 

マカオ国際空港は、タイパ島東側の海を埋め立て作られた比較的小ぶりな空港だ。こちらを利用するメリットは、なんと言ってもチェックインから搭乗までの移動距離が短く、体力的に楽なこと。中国国内の空港は、近年肥大化の傾向にあり、空港内の移動だけで疲労困憊することも多い。かつて武漢空港の国際線ターミナルは、田舎の公民館くらいの大きさと渋さでなにかと便利だったが、新ターミナル開港以降は空港内でダッシュする機会がずいぶんと増えた。

 

フライトまで時間の余裕があれば、マカオ観光も楽しめて、一石二鳥のマカオ空港。一度、ご利用してみてはどうだろうか?

 

なお、当ウェブサイトでは、広州、香港、マカオを含む、日中間のフライトを「日中フライト時刻表」にて随時更新している。最新の情報を掲載しているので、ぜひ、ご参照いただきたい。   https://www.guangzhou.jp/flight.html

九元航空 関空~広州 週3便運航

吉祥航空グループの九元航空は8月14日から日曜日、月曜日、金曜日の週3便 関空~広州便を運航することが明らかになった。
今後九元航空は広州を拠点に日本路線を拡大させる計画。すでに茨城~広州線の運航申請も行っているとの情報もある。
広州Guangzhou.jpでは広州線など最新の日中フライト時刻表を下記サイトで随時更新中
http://www.guangzhou.jp/flight.html

【運航計画】
運行曜日:月、金、日
AQ1100 関西23:40発~02:40+1広州着 
AQ1099 広州18:00発~22:40関西着